職人技

今日も引き続き屋根の改修工事で屋根の上。

しっかりと葺いてある屋根のしかもただでさえ複雑な納め必要となる天窓廻りの改修ということでどのようにするか色々思案はされたが、そこはプロ、専用の道具を巧みに使って切って折って組み合わせてこちらが思っていた以上に納めてくれる。

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ある程度部材は加工場で加工されてくるけど、あとは現場で合わせて加工していき、絶妙な合わせ技で納めていく様は見ていて感心する。

専用の道具といっても金バサミと数種類の矢床(やっとこ)くらい。

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日々道具が進化、電気化してどんどん便利になっていく建築業界において、いまだにアナログでシンプルな道具のみで成り立つ数少ない業種は左官屋さんと板金屋さんくらいなもんじゃない。

それゆえ手先の器用さと腕がものを言う業種なんだろうけど。

腕と経験と感(勘)が必要な職人気質な業種、地味ではあるけどカッコイイと思うんだけど若い職人さんがなかなかいないんだよねぇ。

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今回の親方もだいぶお歳を召して『五十過ぎたら握力がなくなってきて・・・』と嘆かれていた。

でもまだ腕は確かだけどね。

そしてこういう工程を見て勉強することで、屋根は出来るだけシンプルにし、生半可な考えで天窓等を採用してはいけないと自戒の念を高めるのであった(笑)