12月 8 2019
続、思い出に浸る
LIVE冒頭、静かに始まった4曲目の「Bad」の終盤。
ボノが呼びかけ会場にスマートフォンのライトがキャンドルライトのように灯される中、ボノの口から『Tetsu Nakamura』という名前が出た時には鳥肌がたった。
予期せずまさかこの曲で先日亡くなられた中村哲さんを追悼するとは。そして次の「Pride」に繋げる、粋だよね。
今回のLIVEで一番の見所だったと思うし、この場の雰囲気を生で味わえたのは本当に良かったと思う。
長いツアーの中で唯一この日この時だけ、この瞬間が観られただけでも行った甲斐があったと思う。
ここに動画がアップ出来なのが悩ましい、ほぼフルサイズで撮れたんだけどね(^^;)
そしてこういう場面に立ち会う度に『ああ・・・英語解るようにしておけばよかった。』と思うのである(^^;)
そして今回のLIVEの目玉でもあるステージ背面の巨大なスクリーン。
そのバックスクーンから流されるど迫力の画像がもう素晴らしいったらありゃしない。
もうね、演奏しているメンバーも気になるけどそれ以上に見入っちゃう。
この映像をコントロールしているのがどうも正面に見えていたあの複数のモニターのブースのようだった。
そして待ちに待った大好きな「Where the Streets Have No Name」では真っ赤に染まったこのモニターに浮かぶJoshua Treeのシルエットとその下にメンバーのシルエット。そしてイントロの盛り上がりと同時に一瞬閃光が走ると同時に一本の道の映像へと移り変わり場内の盛り上がりは最高潮に・・・
13年待ち焦がれたこの瞬間、逃すものかとiPhone片手に準備万端臨むものの録画ボタンを押し忘れるという痛恨のミスを・・・慌てて録画ボタンを押したもののあとの祭りでもうがっくりしつつも素晴らしい映像と演奏には釘付けではあったけどね。
ああ、これだけを楽しみに完璧な準備もしていたのに。
戻せるものなら時間を戻したい、いや出来るならもう一回やって欲しいと思いつつLIVEは進んで行ったのであった。
毎度メッセージ性の強いU2のLIVEだけど今回も随所に色々なメッセージが込めらていた演出があった。
「Ultraviolet」では今世界の最前線で活躍する女性たちと過去に活躍された女性たちの写真が表示されたりね。
演奏する国に合わせちゃんとその国のオーディエンスに伝わるようにアレンジしているのが素晴らしいし、実にU2らしい。
常に社会の問題に向き合ってLIVEで強いメッセージを送り続けている彼ららしい演出。
ともかく全てがカッコよく、素敵で、素晴らしくて、感動的だったLIVEだった。
一つの個人的なミスを除いては(^^;)
あっという間の3時間弱、このままこの時間がず〜っと続いていてくれたらいいのにって感じではあったけど、時計を見ると22時目前。
帰りのことを考えてかみんな慌ただしく会場を後にする(特に隣にいた人^^;)
もうちょっと余韻に浸っていたかったけどね。
一時期U2は日本が嫌いって話もあって、これまでもなかなか来日してくれなかったし、一部噂では今回でラスト何て話もあるけど、今回のLIVEを観たらまたすぐ来てくれそうな気がする。
まあまた十数年先ってことはないだろうけど、今度もし来日する際はまた全力でチケット獲りにいって、絶対また生で「Where the Streets Have No Name」を目に焼き付ける(笑)
しかしU2をはじ外タレは太っ腹だよねー。
これだけ写真や動画撮ってもお咎めが無いんだから。
むしろみんなでこの感動を広めてくれと言わんばかりだもんね。
でもこうした方がコマーシャルにもなるし逆に良いんだってことなんだろうね。
日本の運営サイドってもっと見習った方が良いと思うよ。
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