5月 13 2019
夜光
西に傾く上弦の月の夜。
昨夜、寝しなに外を見たらあまりに美しかったんで。
月明かりに照らされた夜の光景は大好き。
以前にテレビの番組で見た“川瀬巴水”の「東京十二題」、それまで彼のことは知らなかったんだけど、その郷愁と哀愁のある作風に惹かれ一気にファンになった。
特に夜の作品の絶妙な“夜光感”は秀逸。
こんな感じで写真が撮れたらと思うようになった。
で、今回月明かりに照らされた裏の家の屋根がとてもいい感じだったのでそれをなんとか撮ってみたくて。
凛とした空気感が伝わればいいかな。
夜といえば彼の絵も独特の“夜光感”があって大好き。
こんな感じがまさに自分の中の原風景。
こんな感じの場所でこんな家に暮らしたい、まさにそんな感じ。
どちらの作品も月明かりの荒涼感とは裏腹に人と家の明かりが生活感と温かみを感じさせ妙に染み入る。
そして何より月夜が美しいそれだけで幸せな気分になる。
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