7月 17 2015
はばきを脱ぐ
【はばき脱ぎ(ハバギヌギ)】
「はばき」は、昔、旅をするときに、防寒、保護のために脛に巻いて歩きやすくした脚衣。脚絆(きゃはん)の別名とのこと。長旅から帰ってその脚絆をはずして楽になるというのがもともとの意味で、そこから生じ「無事に長旅から帰ったのでみんなで飲みましょう」ってことで旅のあとの反省会みたいなもののことを東北地方では【はばき脱ぎ】と言うとのこと。
先日の岩手遠征にて酔仙酒造の熊谷さんが八ヶ岳への帰路につく我々に、「ハバギヌギにどうぞ」と言って自社のお酒をお土産にもたせてくれた。
で、昨夜某所にてようやく“ハバギヌギ”を実行。
ウチの畑の野菜や気仙絡みの食材を肴に、頂いた純米原酒「Rise Up, KESEN」と地元で一番人気という活性原酒「雪っこ」を味わってきた。
「Rise Up, KESEN」はスッキリとしてキリッとした飲み口で美味しいし、ヤバい酒の部類(笑)
「雪っこ」とろりとした甘味のある口当たりの濁り酒。甘いといっても甘酒のような甘さとはまたちょっと違い、甘さの中にもキレがあるって感じかなぁ。
昔、遠野の知合いの荻野酒造で出していた「アルペン」ってお酒と同じタイプかな。
好き嫌いは分かれると思うけど、個人的には好きというかクセになるかも。
ひまわり市場で売っている上質のあさりを「Rise Up, KESEN」で酒蒸しにしてくれた。
あさりと椎茸だけでこれだけのコクと味が出るってのも素晴らしい。
八木澤商店一本松店ご推奨の「三升漬とぽんず柚子と大根おろしで食べる冷しゃぶ」
大根おろしが辛味と塩味をマイルドにしてくれて確かに美味い。
そして間違いのない美味さ、「金のさんま」。
こんな美味い料理を頂き思い出話に華を咲かせつつ、早いピッチで色々飲んだことも手伝って私の意識は“ハバギヌギ”どころか長い旅に出て行きました(^^;)
もう昔のように飲めなくなったし、飲むなっ!ってことなんだろうなぁ(^◇^;)(特に日本酒は)
そして一晩明け、朝イチの打合せはなんとかこなしたもののその後撃沈…
久々に二日酔いに苦しめられたダメ人間です(︶︿︶)
何はともあれ酔仙酒造の熊谷さんありがとうございました<(_ _)>
そしてチームの他のみなさん昨夜はごめんなさい<(_ _)>