11月 25 2015
新サービス、試す
今年新調したみ〜さんのスキージャケットについて、元イントラの後輩で某MHWアウトレット店の店長のS太郎曰く『色が色なんで下ろす前に汚れ防止に防水スプレー掛けた方がいいですよ。』とのこと。
でも、新品に自分で防水スプレーまんべんなく塗布するのもちょっと嫌だし、失敗したら目も当てられない。
そこで、そうだいい機会だから以前から気になっていたアウトドアグッズレンタル店の「そらのした」さんが始めた“droproof”って撥水加工サービスを使ってみようってことにした。
でもそこは新品のお気に入りを預けるのだから、Webサイトの内容を鵜呑みにして頼むのも何だし、ちゃんと店舗に持ち込んでちゃんと話を聞いてみてからにしようってことで先日店のある富士吉田まで行ってきたのだった。
対応に出てくれたのは当サービスの代表でもある室野さん、忙しいところわざわざ時間をとっていただきました。
元メーカーのエンジニアってことだけあって、素材や成分、繊維に対してどう施工するか等々理路整然と説明してくれ、こちらの質問にも真摯に答えてくれたのでとても信頼できる。
またアウトドアグッズのレンタルという仕事の関係上避けては通れない道具のメンテナンスを通じて数多くの実物を使っての研究したという経験に裏付けされたサービスということで、その辺も期待出来そうだ。
クリーニング店でも撥水処理は出来るし、洗濯という点ではプロではあってもアウトドアグッズに関してはどこまで知っているかは定かでないし、撥水加工に関してもおまけ程度なのかもしれない。
しかしこちらはアウトドアのフィールドワークやグッズとそのメンテナンスに精通している方が極所でも対応出来るように研究した撥水加工を、その素材にあわせてクリーニングしてくれた上で加工してくれるのでその辺の違いはかなり大きいと思う。
実際に撥水加工した布とそうでない布を目の前で塗らしてみてくれたが、その効果は一目瞭然。
弾かれた水は本当にドロップのような状態、まさに“droproof”というネーミングがピッタリという感じ。
これは試すだけの価値は有ると判断してその場でジャケット等を預けてお願いしてきた。
ただ、申込関してはネット管理の関係上帰宅後にWeb上で再度申込は必要だったけどね。
で、それから一週間弱、頼んでおいたジャケット達が加工されて戻ってきた。
今回お願いしたのはMHWのDryQ仕様のハードシェルタイプのみ〜さんのおNewのスノージャケットと自分のお気に入りのスノージャケット。
それとちょっとくたびれかかってきた同じくMHWソフトシェルジャケットとダウンジャケット。
丁度今日は雨が降っていたので、早速試してみる。
DryQ仕様のハードシェルジェケットはそもそも完全防水タイプなのでまあ今回は汚れ防止効果を期待しての加工なので良しとして、ちょっとくたびれかかったソフトシェルジャケットとダウンジャケットにてテスト。
もともとは撥水効果があったはずのソフトシェルも着倒し、水洗いを重ねたことで最近ちょっと経年劣化を感じざるを得ない状態だったが、雨に当ててみるとドロップ上に水を弾いているのが良くわかる。
当たった瞬間転がり落ちる雨粒もあったりするし、かなり撥水効果があるようだ。
次にダウンジャケット。
最近は撥水加工されたダウンを使ったモノが流行ってきたが、これは数年前のモノなので当然濡れればアウトってタイプ。
だから雨降りはもちろん、雪の日でもそのままアウターとして着るには気が引けていた。
で、信用はしているもののちょっと恐る恐る雨の中に出てみると…おおっ!ちゃんと水弾きしている。
室野さん曰く『あくまでも撥水なんで防水処理ではないですよ』ってことなので、あまり長時間雨ざらしにするような着方は出来ないだろうし、こちらもするつもりはないが、これならちょっとした雨降りなら怖くないかも。
雨に弱い古いダウンが最近流行の撥水ダウンに早変わりしたって感じで、これは良いかも。
元々の処理価格も安い上、今はお試しキャンペーン中で全て半額でやってくれるのでこれまたコストパフォーマンスは最高。
室野さん曰く『正直全然利益でてないんですけどね』って話なので申し訳ない気持もあるけど(^^;)
一着3000円前後の値段を高いととるか安いととるかは考え方だとは思うけど、撥水スプレー買っても数千円するし、クリーニングした上でこれだけしっかりとした撥水加工をしてくれるなら個人的には安いと思う。
何よりアウトドアのフィールドワークとグッズのメンテナンスのプロ自ら、自分たちが欲しいと思う事を自ら開発してウリにしているってことは、当然妥協してない分ホンモノだと思うし、信頼も出来ると思う。
もうちょっと使ってみて良いようだったら我が家は定期的にお願いしようかなと思う。