5月 23 2017
ディスカバー・ホームタウン その2
何かに起こされたようにふと目が覚めて、外を見ると素晴らしい朝焼けの空とその中を飛ぶアメリカンエアの飛行機雲。
そして深い朝霞の関東平野から昇る見事な朝日!
最近稀に見る素敵な日の出、思わずみ〜さんを起こして二人で見とれていた。
これは朝から最高の一日のスタート。
そのまま起きてて時間になったので、まだ誰もいない早朝の参道を登って神社まで。
朝日を浴びて輝く本殿。
人がいない朝の神社のなんて素敵なこと(笑)
今回の式年大祭にあわせて漆の塗り替えが行われた社殿は眩しいくらい色鮮やかになっていた。
飾りの動物たちも活き活きして見える。
祭事が始まる前に社殿の中のお犬様を隠し撮り(笑)
一日4回行われる祭事の内、朝イチで行われる「朝祭」は7時からということで、始発のケーブルが出る前に行われる為、一般の参拝者は基本的に立ち会えないある種特別な祭事。
ゆえに前日から山に宿泊している人(希望者だが)のみ参列できる特権でもある。
今回は二組の講社(いわゆる檀家さんね)とひと組のご夫妻に混じって参加、それでも合計20人くらいの参列者。
そして「朝祭」はあくまでも神社の大切な祭事であって、ご開帳と御本尊の拝謁が趣旨ではないとの注意を受けてみんなで拝殿へ。
そして神官が入場し、ひと通りの所作で執り行われる祭事に参列。
毎回行われる拝殿奥にある旧神殿の扉のご開帳の儀式の後、玉串奉奠の代わりに神殿前まで進んで拝礼しその際に御神体である「御嶽蔵王権現」様拝見するという形式。
ご開帳された神殿の正面には「御嶽蔵王権現」、左手にちょっと小ぶりな御神体、右手に鏡が置かれていた。
思ったより小さいなってのが率直な感想。でも昔の御神体ってこんな感じなんだろうな。
そしてちょっと屈まないと見れないのは、自然と頭を下げるようになっているのと、あまりジロジロ見させないようになっているのかも。
今回、これだけの人数だったから結構ゆっくり拝見できたけど、週末の一番混む時は4交代制で参拝者を回すらしいからそれはどうなんだろうと(^_^;)
そう思うとやっぱりこの「朝祭」に立ち会えて良かったなぁと思う。
また朝イチだと東からの日の光がまっすぐ本殿に入るため一番綺麗に本殿が見えるらしい。
そして神官ですら普段はまず見ることができない「御嶽蔵王権現」が直に見れて良かった。
神事後、拝殿内も撮影出来た上、人がほとんどいない状態で写せたのはホントラッキー。
横に飾られた日本武尊とそれを導く山犬の描かれた絵も綺麗に写せた。
そしてこの期間、旧本殿脇には御神体から布で繋がれた代わりの柱が立てられ、それを触ることで御神体に間接的に触れることが出来る触拝所が設けられている。
ってことで早速御神体に触れさせていただく。
これも朝イチってことで周りに人もいないのでじっくり触りたい放題。
これも時間を追うごとに人だかりになってゆっくり触れないし、写真も撮れないんだろうな。
そのあと奥の「大口真神」様にも拝礼し、脇にある拝礼所から昨日参拝した奥の院に感謝の拝礼。
なんだか今までもよりも身近に感じるのは気のせいだろうか(笑)
そして正月に凶だったおみくじ、半年経って引いてみたら吉に昇格。
でもまた家族に障りがあるって出てる(^_^;)
そして新緑と幟に囲まれた参道を降りて下山。
でもそのあとまたお札を買ったり、宝物殿を見るためにまた上がってくるんだけどね(^_^;)
330段を2往復、昨日の今日だけにちょっと足がきつい(^^;)
素敵な朝の祭事を終えて、本家に戻ってこれぞThe日本の旅館の朝飯って感じの朝食をいただく。
小さい頃からほぼ変わらないメニューとちょっと白身が覗く厚焼き卵が懐かしい(笑)
今回、従兄弟から絶対来た方がいいと言われていて来てみたけど、御神体の拝謁以外にも実に充実した滞在になった。
慣れ親しんだ故郷ではあるけど改めて知らなかったことも発見できたし、もともとパワースポットだったから信仰の場所になったというけれど、とにかくいろいろなモノに今回パワーをもらってきた感じ。
八百万の神を崇めるのを信条にしている人にとっては絶好の場所かも!
・・・と自分の故郷を再発見した旅だった。
もうちょっとゆっくりしたかったけど、この後色々あるので午前中に下山して、ウチの実家にちょっと寄って様子伺いをしてから、またこんなところで車検に出すウチの車と代車の受け渡し(笑)
折角だからとXC90を貸してもらったけど・・・やっぱりこれはデカすぎるし、我が家の車って感じではないな(笑)
まあ高速は快適ではあったけど。
そして八ヶ岳に戻って夜はこいつでお疲れさまの一杯。
やっぱり八ヶ岳もいいけど、同じ標高でも全く違う雰囲気の御嶽山もいいなぁ。
昔は閉鎖的で嫌だったんだけどね(笑)