9月 27 2019
断面で試行錯誤
VectorWorksの覚え書き
昨日に引き続き断面の取り出しについてあれこれ試行錯誤。
屋根の断熱材については【屋根材】にて作成し垂木間にオブジェクトとして入れ込むことで巧く解決したように見えたが、矩計図を見てみると・・・あれ?あるはずの断熱材が無い(^^;)
試しに垂木を非表示にしてみると確かに断熱材のボリュームは表示はされているけど断面が見えてない。
なんでかよ〜く考えてみた結果、断面位置を解りやすいモジュール寸法で位置決めしたため丁度垂木のど真ん中を切断している状態になっていることに気がついた。
試しにちょっと断面位置をずらして作成し直してみたところ・・・おおっ!しっかり表示されているではないか。
灯台下暗し、こんな単純なことだけどソフトは忠実に再現しちゃうので位置決めもちゃんと考えないとね。
これで矩計図については概ね解決したので、今度は断面図について。
矩計のような設定で取り出しはいいけど、1/100の図面でいろいろ細かく表示されてもかえって見辛いのでもっとシンプルにできないかと設定を変えて表示してみる。
まずはほぼすべての要素が詰まったデータにして断面位置のガイド線を描いて【ビュー】>【断面ビューポートを作成】を実行。
設定画面の左側に必要事項を記入し、そのままだと矩計のように細かく表示されちゃうので左の[断面の詳細設定]をクリックして出てきた画面にそれぞれ必要事項を設定。
「切断面より奥の範囲」はいろいろやってみたけどひとまず「無制限」にする、これは後でも調整可能。
通常は「切断面を分離」になっているのでそれを「切断面を統合」に変更。
こうすると切断面が黒く塗りつぶされて表示されるようだ。
[表示]の設定についてはよく解らないので今の所はそのままで。
で、OKを押すして待っていると・・・おお、断面が黒塗りになった図面が表示された。
・・・が、よく見るとなんか変。
構造材のところに何やら黒い花が咲いているような表示。
ん、これは以前にどこかのWebで解決策が出ていたような、と思い調べてみたらありました。
まずは[ビューポートの編集]から「注釈」を選んで中に入って当該オブジェクトを選択した状態でcontorolキーを押して「2Dを編集」を選択する。
するとコンポーネントの編集画面に入れるからそこで梁材の断面表示の斜線を選択して属性パレットの矢印の選択を外す。
これってソフトの仕様なのかバグなのか、これが最初からなければこんな面倒なことしなくて良いのにと思うんだけどね。
まあそれはそれとして、そこを変更してコンポーネントの編集画面を出ると・・・
おおっ!確かに花が消えている。この花の正体は矢印だってのがよくわかった。
で、続けて次々作業をしていったらオブジェクトよってはこんな表示が出てコンポーネントの編集が出来ない場面が出てきた。
これがなんだかよく解らないので、たサポセンに問い合わせかなとも思ったけど、「待てよ1/100の図面にこのオブジェクト必要か?」「どうせなら非表示にしちゃえばこんな面倒な作業しないで一気に解決しそうだ」ってことになり
ビューポートの[オブジェクト情報]の[クラス]の表示設定で小屋組と床下地の部材を非表示にしてみて
[更新]を押して表示させると・・・
よし、大体イメージ通りの表示になった。
あとはこれをどう料理するかはこれから考えるとして、これと同じように短編の断面図も作成。
まだなんだこれって表示もあるけど、実際にはハッチング当てて塗りつぶしてしまえば問題なさそう。
またいろいろ経験値が上がってきたぞ。