お別れの夜

本日は通夜祭。
その前に午後から納棺式が執り行われた。
亡くなってからもただ寝ていて今にも起きそうなくらい穏やかな表情で横わる義母。
突然の訃報に驚いただろう妹弟、親戚も未だ信じられない様子。

そして納棺師さんにきれいに身支度をしてもらい、棺に納められ納棺師さんは退出。
家族や親族が見守る中、代わって葬儀屋さんの女性担当者が何やら真綿を沢山持ってきて作業開始。
最初何をしているんだろうと思ったけど、段々と「あっ、着物を作っているんだ」と解った。
襟や帯、帯締め、さらに羽織までなど見事な手捌きで真綿でこさえた白装束に着飾るのをみて感心しかり。
聞いたらまず入社して最初に覚えなければならない所作らしい。
今は数ヶ月研修があるらしいが、彼女が入社した頃は実務と業務後の自主練で覚えたらしい。
これもある種職人技だな。
そして棺桶に蓋をして納棺の儀は終了。

元々仲の良かった賑やかな妹弟、親戚、通夜を待つ間も賑やかで(汗)
そしてお坊さんが来場され、義父と我々夫婦でご挨拶、その席でまた驚愕の事実が。
今回初の仏様であるので、四十九日の法要の際に位牌は元より仏壇も用意して魂を入れるのだとか。
一同「えっ?」って感じ。数日前に仏壇は要らないよねって話でまとまっていたのでこれは寝耳に水。
「小布施」に、「御車代」、「御膳代」に「茶湯料」さらに「入山料」に「位牌堂用作成料」そして仏壇仏具・・・
いったいいくら掛かるんだって感じ(汗)
ウチの母親の際がその辺りの費用が無かっただけにこれにはちょっとびっくり。
お葬式前にそれどころでは無い感じ(汗)
まあ檀家に入るんだから仕方ないんだろうけど。仏式恐るべし。

そして定時になりほぼ身内だけで通夜を行い、賑やかなお浄めのお膳を共にして、誰も何も言わなければいつまでも続きそうな勢いだったので程々に〆をして本日の葬儀は終了。
いやはや段取りに受付に進行の打合せや誘導、疲れましたw